災害対応


火災

線路沿線で火災が発生した場合において、延焼等の可能性がある場合は運転を見合わせる場合があります。

 

駅等の鉄道施設での火災の場合、お客様が立ち入る範囲に影響が及ぶ場合、一度外に避難していただく場合があります。その場合駅を閉鎖し、当該駅を通過するか、当該駅を通る路線は運転を見合わせます。

 

車両火災の場合、最寄り駅まで走行し、到着後避難していただくことになります。その間、乗務員は可能な範囲で消火活動を行うとともに、お客様は火災車両の前方ないし後方に避難していただきます。

また、長大トンネル内や、駅間が極端に長い箇所、車両火災の程度等の要因により自走避難が不可能な場合、付近の安全な場所に停車させ、そこから最寄りの非常脱出口まで徒歩で移動し、鉄道施設外に出ていただきます。

 


大雨・暴風・波浪

場所にもよりますが、一例として、1時間雨量50mmで60km/h規制・1時間雨量70mmで運転を取りやめます。また、連続雨量が400mmを超えた場合も運転を取りやめ、線路内点検を行います。

 

また風速25m/sで45km/h制限、30m/sで25km/h制限、35m/s以上で運転を見合わせます。

 

波浪時は、鉄道施設に海水がかかると見込まれた場合運転を見合わせます。


洪水

駅コンコース等を除く、線路や鉄道施設が水没した場合、水が引くまで運転中止になります。


大雪

積雪量及び降雪量に伴う規制はありません。

ただし、対雪設備が追い付かないほどの場合はその都度判断します。


台風

その都度の判断になります。基本的には大雨・暴風等それぞれの規制値が適用されます。


噴火警報及び火口周辺警報

噴火警報発令時は、該当火山周辺を通る路線は運転休止になります。

また、火口周辺警報(Lv3,Lv4)の場合、火口より3km以内の路線は運転休止になります。


緊急地震速報

当社では、気象庁から発表される緊急地震速報及び、当社独自に設置した地震計のデータを基に、緊急地震速報(警報)が発令された場合、速報発表都県内の全列車が自動的に緊急停止をします。

震度毎による運転方針については次の項をご覧ください。


震度毎による運転方針

当社路線では、震度により運転方針が異なります。詳細は以下の通りです。

・震度0~3 通常運転

・震度4 重要箇所点検を行う。通常運転

・震度5+- 運転を見合わせて点検を行い、低速で運転再開

・震度6+- 運転を見合わせて線路内点検を行う。確認取れ次第再開

・震度7 運転を休止し、線路内及び建造物総点検を行う

 

また、例えば速報値が震度3であっても、気象庁の中間報や最終報がそれぞれの震度に達した場合は点検等を行います。


津波警報発令時

津波警報が発令された場合、該当する沿岸部の路線では警報が解除されるまで運転を休止します。

解除後、線路内の点検を行い、安全確認が取れ次第運転を再開します。

沿岸部の路線は以下の通りです。

・東都線 いわき~水戸

・八千代線 新木場~八千代台

・城南線 全線

・湾岸線 鎌倉~小田原

・大羽線 羽田空港~圏央蒲田

・白金線 圏央蒲田~浜川崎

・圏央線 小田原~伊勢原市 及び 青葉台~木更津

・篭坂線 小田原~箱根湯本

(大津波警報の場合も同様です。また、注意報の場合でも、沿岸部の駅の閉鎖などを行う場合があります)


避難について

大規模災害等により地方自治体や周辺地域で避難が指示されている場合、地域の避難所にお客様をご案内します。この場合、当社社員も避難を致しますのでご了承ください。